SNSが発展したこの時代。
作品をSNSで共有するのも、もはや一般的である。

何を共有するのかというと、作品の写真(最近は動画という手もある)。
現在の技術では作品自体の共有は困難なので、なんとか作品の良さを画面の向こう側の人たちにわかってもらいたいところ。

相手に思いが伝わるように写真を撮らねば。

以下、持論を展開していきます。
対象は、SNSに投稿し始めた、あるいは始めたい初心者です。
ご指摘、ご意見、アドバイス等はコメントでもTwitterでも構いませんので受け付けます。


準備するのは、重要度順に
  • カメラ(スマホも可)
  • 照明(日光で十分)
  • 台座(作品によりけり)
  • 編集アプリ(無料のがある)
  • 撮影場所(100均で揃う)
  • 三脚(お好み)
そして、撮り方のポイントと、一番最後に重要なことを書いておきます。

1. カメラ

そんなに気にしてなくて、お金がないならスマホで十分。より上を求めたいなら一眼レフがよい。
私はいつものように、一眼レフ。
スマホでも最近のやつは高性能かつお手軽なのでいいよね。
ちなみに、スマホと一眼レフの違いはこれぐらい。

スマホ(Huawei p20 pro)
DSC_1266

↓一眼レフ(Nikon D5300 レンズ:AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)
DSC_1308

(重大な問題:ブログにアップした瞬間に写真が自動的に圧縮される…また編集します)

色合いが違うのは設定ミスやけど、それはどっちでも変更可能(ホワイトバランス)。
にしても最近のスマホはキレイに撮れるもんやなぁ。

個人的に違いは
  • 画質(特にズーム)
  • ボケ感
画質に関しては、やっぱりセンサーサイズがスマホと格段に違うので、細部まで撮りたいならデジカメでも、一眼でもカメラが良い。
私も昔誤解してたけど、「画素数」ってのは画質には直結しないので、初心者はご注意。

特にズームしてみると粗さは一目瞭然。
光学ズームとデジタルズームでは結構差があるからね。
なお、一眼レフでズームするにはズームレンズが必要。

一眼レフなら持っとくと便利なレンズは単焦点かな。
  • 軽くてコンパクト
  • ボケ感が出る
  • 明るい写真が撮れる
みたいな感じ?

ボケ感はやっぱり一眼レフの方が自然。
スマホの方が、作ったような写真になってしまう。


2. 照明

ライティング(lighting)はめちゃくちゃ大事。できる限り明るいほうがいい。
暗いところと明るいところでは明らかに撮れる写真が違う。
暗いところで撮ろうとすると、ISO感度ってのをめちゃくちゃ上げないといけないので、画像はどんどん粗くなる。
基本的に、暗いからといってフラッシュなんか焚かないように。

照明の中で一番手に入りやすく安価なのが、「日光」。
お日様の力です。
一番自然な発色になるしね。

デスクライトを使いたいけど、ちょっとギラギラしてるって思うときは、白い紙で覆えば柔らかい光になる↓
IMG_20200427_172147

まぁ何かしらの方法で、作品に向けて光を当ててあげましょう。
とか言っといて、上に載せた雄牛の写真は背景に影ができてるので、全体的に当てるのがいいですね(反省)。
影の方に目が行ってしまうかもしれませんから。
逆光にならないように、撮影する方向から光を当てるようにね。


3. 台座

台座(スタンド)が必要なら、これによって作品の雰囲気を大きく左右するので、慎重に選びたい。
作品によっては、台座とか、スタンドが無いと自立しないものってありますよね。
↓こんな感じに。
DSC_0103-1

ちなみに、上の写真のような針金ってのは、基本的に作品の「優雅さ」「統一感」みたいな「雰囲気」を崩していくものなので、正直おすすめできない。
それでも針金を使うなら、ぐにゃぐにゃに曲げるんじゃなく、直線、あるいは規則性を持った曲線に変形させるのがいいと思う。

「じゃあ、どうすんねん。」ってことやけど。
  • 丈夫
  • 作品よりも目立たない
  • 雰囲気を損ねない
これに気をつければいいんじゃないかな。
「空を飛んでるもの」なら透明なプラスチックやアクリル棒で固定するとか、「小鳥」は木にとまらせるとか。
まぁ、わざわざそんな素材用意せんでも、紙で台座を折ってやれば、一番雰囲気は損なわんと思う。

↓一応の参考(拙作の一本背負い)

台座の作り方とまではいかんけど、作品への針金の通し方であったり仕上げに関しては神谷哲史さんの『神谷流 創作折り紙に挑戦!』に載ってます。

自分の作品の中にそんな台座にこだわったやつは少ないので、国内作家さんで勝手に例を挙げさせていただくと、萩原元さんと渡邊慧さんは特に参考になると思います。

もし、そこまで情熱注げへんわって人は、100均でメモスタンドを買いましょう。
重宝します。
↓こんなやつ。
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4. 編集アプリ

スマホの無料アプリがいいと思う。
ここでの編集というのは、効果をつけるのではなく調整とか修整の意味。
写真が「明るすぎた」「暗すぎた」「赤っぽくなった」「ちょっとボケた」とか、「切り抜いて拡大したい」とかを編集して調整するヤツ。

ガチ勢はAdobeのLightroomとかPhotoshopとかを使うらしい。
PC版は有料やし、学生としては嫌よな。
(スマホアプリのLightroom、PhotoshopはAdobeIDは作成が必須やけど、無料やからこっちもアリかも)

私はGoogleが好きで、スマホでぱぱっと編集したいから、Googleの「Snapseed」を使います。
これまでアップしてきた写真はほぼSnapseedで編集した。
正直これで十分やから、パソコンでカチカチ編集とかしたことない(嘘。gimpを使ったことあるけどめんどかった)。
「色合い」とか「明るさ」みたいなんだけを調整するなら、

画像を読み込む→「ツール」→左上の「画像調整」→下中右の「キラキラ棒」で自動調整→下右の「チェック」→「エクスポート」

で終了。
おすすめです。


5. 撮影場所

台座と同じく、作品の雰囲気を決定づける。
変なものが写り込んで、SNSで炎上したくなかったら背景を用意したほうがいい。
匂わせ投稿をしたいのなら、別に要らん。

というのは冗談で。

作品以外に他のものが写り込んで、そっちに目が行ってしまうともったいない。

作品だけを目立たせないのなら、背景は無地がベスト。
色は「白」がいいと思う。
理由は、光が反射しやすいから作品が明るくなる。

白い作品を折ったなら、白以外の背景で作品を際立たせる。
出したい雰囲気によって色を変えていくのもアリやね。

作品が何かしらの環境の中にあることを伝えたいのなら、頑張ってその環境を作ってください(例えば、「食べ物」を題材にしたので、キッチンを背景にして撮るとか)。

ちなみに、撮影用ボックスってのも販売されてるけど、私の作品はそんなものには収まらないので、自分で作ります。
こんな感じに↓
sketch-1587893139730

これがお手軽よね。
家に無くても、100均で揃えられるし。

あとは頑張って背景を画像編集ソフトで加工するってのも手やけど、手間も時間もかかりすぎる。


6. 三脚

あれば良い。
私は非常に助かってる。
やっぱり手ブレは起こるので、三脚で固定できれば最高。
スマホを三脚に取り付けるのでも結構変わると思うのでおすすめ。
一眼レフを取り付けたい人は、三脚の耐荷重をよく確認すること。
安モノは耐荷重が軽いことが多いのでご注意。

正直固定できれば何でも良いので、台に置いて撮るのでもよい。
ただし、誤ってカメラを落とさないように。

IMG_20200427_173351
↑漫画タワー(良い子は真似しないでね。)


7. 撮り方

スマホの場合は特に設定を変えず撮っても問題ない。
一眼レフでも、何もわからなければオートに設定しておけばとりあえず写真は撮れるやろう。

前にツラツラ述べてきたことを踏まえるなら、

背景をセット→台座をセット→台座に作品をセット→照明をセット→三脚にカメラをセット→撮影ボタンをポチー

って感じ。

撮るときのポイントは
  • 構図を考える
  • ピントは目に合わせる
  • 近づきすぎない
  • セルフタイマーを活用する

構図

写真を通して何を伝えたいのかをよく考えましょう。

「作品の概観」
を伝えたいなら、一番作品の情報が沢山入ってくる方向を正面にして、全体が収まるように撮る。
例↓
DSC_1308


「迫力」や「躍動感」
を伝えたいなら、少し近づいて下から煽るように撮る。
例↓
DSC_1269

少しの角度の差やけど印象は変わると思うんで、いろいろ試行錯誤してみましょう。
楽しいです。

ピント

無機物なら、一番強調したいような作品にとってメインとなる部分にピントを合わせるのが良いでしょう。

あなたは普段、人と話すときに何処を見て話しますか?

「目」ですよね。

生き物ならば、目に合わせるといい感じになると思います。
「私は特に尻尾に拘ってん。尻尾を強調したいんや。」というときもあるでしょうが、だいたいの人はまず顔周りを見るやろね。
概観として一枚撮って、詳細としてパーツに焦点を当ててもう一枚撮れば良いんじゃないでしょうか。


距離

近づきすぎないのもポイント。
カメラというのはあまり近づきすぎると、どんどん画像が歪んできます。

↓カメラを近づけた写真
IMG_20200427_025611

逆に歪ませることで、ユニークな写真にしたり、一部を強調させるのもいいかもしれんな。

被写体を歪ませることなく、拡大して撮りたいなら少し離れてズームで寄る。
ただし、前述のとおりスマホの場合はかなり粗くなる。

↓少し離れてズームした写真
IMG_20200427_025648

セルフタイマー

手持ちで撮影するんやったら、手ブレは絶対に避けられへん。
そのときに役に立つんは「三脚」なんやけど、三脚に取り付けても、撮影ボタンを押したら揺れちゃってブレたみたいなことは誰しも経験あるはず。

そんなときはセルフタイマーを設定しましょう。
ボタンを押さずとも勝手に撮影してくれます。
割と助かる。

一眼レフの設定

プロでも玄人でもないので変なこと書いてるかもしれませんが、とりあえず自分のやってる設定を述べます。
ご指摘があれば、変更、追加します。
  • 撮影モード→絞り優先オート。静止画撮るなら絶対にコレ。
  • ISO感度→低い方が画質がいい。暗いとこなら高くする。
  • F値(絞り)→ぼかしたいなら低く、奥までくっきりしたいなら高く。高すぎるとシャッター速度が落ち、かつ写真が暗くなるのでご注意。
  • シャッター速度→絞り優先オートなら、ISO感度とかF値から勝手に設定される。手持ちなら1/30ぐらいがいいかな。三脚があるならそこまで気にせんでいい。
  • ホワイトバランス→とりあえずオートで。色合いが気に食わなかったら違うのを選ぼう
  • 露出補正→暗いとこならプラス。特殊な例として、黒い物ならマイナス、白い物ならプラス。
きれいに撮れんかっても、編集ソフトで盛ればいい。
かわいいは、つくれる!


最後に

これで、いい感じに写真は撮れたでしょう(妄想)。
最後に撮った写真をSNSにアップする際の注意点ですが、一番重要なのは
作品の創作者を尊重しよう!
です。

自分が創作者の場合は「私が創作者だ!」と言い張りましょう。
本に書かれている「Aさん」が創作した作品を折ったのなら、「折ったのは私だけど、Aさんの創作した作品だ!」と添えてあげましょう。

※詳しい書き方はTwitter、Instagramなどで「#折り紙」、「#折り紙作品」と検索して皆さんの投稿を参考にしましょう。


折り紙の著作権に関して、きっちりした法律はありません。
この折り紙の世界が成り立っている(?のかは知りませんが)のは、折り紙をする人々の善意です。

※詳しくは「折り紙 著作権」で検索してみてください。

この優しい世界を守っていくために、皆さんで尊重しあって折り紙を楽しみましょう。