今年はコンテスト出したい!
干支で!
牛折るで!

一昨年は作品がギリギリに出来たってのもあって、明らかに準備不足やった。
反省点を活かして早めに創作始めていきます(就活で身動きが取れない可能性もあるため)。


2020/1/24
まずは顔から。

写真とかで、正面から鼻から口にかけてを見ると、台形をしている。
そこから折ろう。
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使えそうだ。
角を付けよう。
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何かブタに角をつけた感じ(ゼルダの伝説なら時オカの魔王ガノン)に近い。
原因は、口が鼻より引っ込んでること。
しかも折りづらいし、接続も難しい。

ボツ!


2020/2/1
まずは他の折り紙作家の「牛」の作例を眺める。
個人的に好きなのはEric Joiselさんの『白い雄牛』。
生き生きとしてるよね。

ただ、折り紙だけを漁ってるようでは、視野が狭すぎる。

他ジャンルのデザイナーはどのようにデフォルメしてるのか、色々検索してみる。

私が検索に使ってるのは「Pinterest」ってアプリ。
画像を検索するアプリで、関連画像とかいい感じのがいっぱい出てくる。
気になった画像は「ピン」をつけて「ボード」にまとめる。
これが非常に便利。

検索する画像は「写真」「イラスト」「3Dモデル」「ロゴ」「彫刻」「骨格」「ゲームキャラ」など、いろんなジャンルを片っ端から眺めて、自分の理想を固めていく。
個人的には、ローポリの3Dモデルが一番折り紙に近くて参考にしやすい。
(やっぱり私は面構成が好きなんよ。)
段々イメージ固まってきたで!

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↑牛頭の開きのイメージ。
多分こんな感じになるように折って、箱状にすれば牛頭っぽくなるやろ。

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出来たわ。
これで牛っぽさ出たやろ。
何とか強引に目も出して、耳もいい感じの形になってくれた。
ちなみに糊は使ってない。
ただ、何となく箱って感じで面白みも少ない。
フチを立てて箱を作るとだいたい壁の隅に厚さが生まれる。他の部分の薄さとのギャップが大きいと不自然に見えることがある。
例えば、↓の展開図を畳むと、○の部分に歪みができる、みたいな。
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折るのが下手くそだと、形が決まらない。
もし、これで本番に望むのなら、大きめで少々厚めの紙で丁寧に折らないと、輪郭が凸凹して気持ち悪くなってかっこ良くなってくれない。

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↑中央に帯領域ができちゃったけど、さほど接続は難しくないやろう。


2020/2/2
とりあえず、体をつけてみる。

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何か出来そう。
もっさりしてるから領域減らそう。
8等分から7等分に変更。

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何かいい感じやぞ?

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割とまとまってんじゃね?
これで進めてみよう。

写真を見て分かるとおり、頭と体は表裏が逆になっちゃうパターンなんで、今回はインサイドアウトとか考えない。


2020/2/3
と思ったけど、正直牛の体を頭の中でイメージできてない。
特に肩から肘にかけて。


2020/2/4
後脚が短かったので調整。
結局後脚も7等分に乗ってる。

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正直、かなり良い。
現時点では。

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結構横幅もあるので、インパクトはある。
腰がくびれてるのも結構好き。

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↑展開図。
尾は明らかに調整する必要がある。
後ろ脚の紙の重なり方が、ものすごい扱いづらいので何かしら対策を。

あと、足先をどうするのか…


2020/2/8
とりあえず、足もこねる。

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まぁ、悪かないとは思うけど…

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↑展開図。
悪かない。

2020/2/8
タント100kg50cmで折ってみる。

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これだと厚すぎて特に頭が折れへんから、本番はもっと薄いやつ(70kg以下?)じゃないとあかんね。

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後ろ脚はこんな感じ。
個人的には結構好き。
ただ、この好きっていうのは小松さんの作品が好きっていうのもある。
小松さんのリスの手の部分を想起させる踵の直角二等辺三角形。
もはやオマージュやね。

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肩のゴツさを強調し過ぎたかもしらん…
ある程度紙に厚さ、硬さがないと、この立体感は出ーへんから、和紙はあまり向いてなさそうやね。

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↑展開図

全体的に「これじゃない感」があるなぁ。
やっぱりポージングかね。

4本脚で棒立ちはよろしくない。
図鑑に載るような動物の写真なら棒立ちでいいけど、彫刻やフィギュア、写真集などで棒立ちはまずないやろ。

躍動感のあるポーズがいいよな。
一体どんなポーズがいいのやら…


2020/2/9
昨日はちけん先輩に会ったのでアドバイスをいただいた。

やっぱり首ですわ。

結構序盤で首から肩について疑問に思ってたけど、後ろ脚が形になっていくにつれて目が慣れてもうて、首のことをすっかり忘れとった。
肩はゴツくしようと思ってたから、「とにかく立体的に」って進めてみて、とりあえず立体的になったからこれでいっか。みたいな…

それがあかんのよ。

肩を全体的に前に移動させることで首を短く見せる。
幸運にも肩周りに内部領域が余ってたから、それを使って少しずらして…

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あー、さっきより格段にええわ。
あと、地味にお腹のラインを11.25度から22.5度に変更。
こっちのほうがメリハリがあって良き。
前足はまだ迷子。

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前回より現実的な立体加減。

全体の構造を変えずに肩周りを変更できたのはかなりでかい。
まぁ、後で構造変えるかもしらんけど。

ちなみに自分の場合は構造の変更が必要になったとしても、面倒くささが勝るので結局元の構造を粘土したやつを完成形にしてそれでその作品に関しては終了してまうと思う。

依然として、ポージングとか脚先に問題はあるので、まだまだこれから。


2020/2/10
とりあえず前足を折った。

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糊付けなしでこれは結構ええんちゃう?

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正面が割といい。


2020/2/16
形がかなり固まってきてしまったので、これ以上に構造に関して改善するところはというと、今は脚を左右でずらすとかポージングぐらいしか思いつかん…

てな訳で、改めて(最初にすべきだった)牛の種類であったり、その体つきであったりを調べてみる。

もし、現在生息する一般的な「ウシ」を題材とするんやったら、分類としては「ウシ族(Bovini)」の中のどれかになるんかな。
具体的にはというと、
  • バイソン
  • ウシ(黒毛和種、ホルスタイン種など)
  • ガヤル
  • ガウル
  • ヤク
  • バンテン
  • スイギュウ
ちなみに「バッファロー」は本来スイギュウのことらしく、バイソンを指すのは誤用という意見もある(Wikipediaより)。

スペインの闘牛は、スペイン南部の「リディア種」らしい(spanish fighting bull、toro bravo、toro de lidiaなどで検索すると出てくる)。気性が荒く、写真を見た感じだと首の筋肉が発達してる。他のウシが肩から腰にかけての高さが一定なのに対して、腰の位置が肩より少し低いのも特徴かな。ツノは横向きに生えて前方に曲がってる。

今回はこれを題材にしたつもりなんやけど。
再現できとんのかね…


2020/2/17
パッと見やと、顔が小さく感じるのは気のせいか。
どうやら気のせいではないようやな。


2020/2/22
そもそも、顔もかっこよくはない。
ちょっと考え直そうかな。


2020/3/5
前脚と後脚の形が違う。

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↑前脚は副蹄のためのカドがあるけど、試作の後脚にこれはなく、ギャップというか違和感があった。

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↑ていうことで、後脚にも副蹄っぽいカドを追加。
けっこうデフォルメが強いから、これを採用するんやったら全体的にもデフォルメ寄りにしなあかんな。


顔に関して、大きさ調整するのは現在の技量では厳しい…
ただ、首が長いと思ってたので短くすることに。

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こう見ると悪くないかも。


2020/3/6
↑の写真を見ると、顔周りのごちゃり具合がよく目立つ。
見直さねば。


2020/3/20?
実家に帰省中。
クローゼットに10年以上放置されていた(!?)レザック66(四六判、175kg)を、おもむろに引きずり出し正方形に裁断しはじめる。
以前に同じ紙で神谷哲史さんの「エンシェントドラゴン」を折った(あまりの厚さに途中で断念した)ことがあり、折る感触は覚えていたので、これならいける!と思った。

折り始めたら、まじで握力がキツい。
アホちゃうかと思う。
折ったあとは指先が痛い。
でも、丈夫な紙やからきっちり留め折りすれば、非常に良い曲線が出る。

糊付けやと強度が足りんから、ウェットフォールディングで進めていく。
私は濡れ雑巾派。
ただし、湿らせ過ぎ注意。
レザック66は表にエンボス加工が施されてて、湿らせ過ぎると、この加工消えます。
で、毛羽立ってくるから、光沢も無くなります。


2020/3/23
ちょっと待てよ、これってコロナウイルスで東京コンベンションも中止になるかも?


2020/3/29
普通の折り紙で折ったけど、なんかキモいな。
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薄い紙で折るのはやっぱり向いてないんかも。


2020/4/2
コロナウイルスもいよいよヤバそうなので、本格的に実家に帰省。
なお、研究室も閉鎖。
引きこもり生活が始まる。


2020/4/18
へっへっへ、実家で外出自粛してるし、この牛さんの動画でも撮ってやろうじゃないか!


全然うまく撮れん!


2020/4/19
もうこれ、試作で折ったやつが本折りってことでいいんちゃうか?
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いや、写真で見たら、やっぱり頭ちっさいな。
というか首が不自然(前回の試作の件を完全に忘れてる)。


2020/4/22
就活終了!
ちなみに来年度から愛知ですので、東海の皆様よろしくお願いしますm(_ _)m
折り紙すんで!と思ったけど、どうやら研究しないといけないようです…
程々に折り紙もします。


2020/4/24
やっぱり首を短くすべきやったんかも。
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より自然になったし、首も太く見える。

ポーズを変えようと左前脚を曲げてみたところ、自立しないことが判明。
紙自体が重いのでスタンドもゴツくなるから、そんなことしたくない。

ポーズ変更案はボツ!


2020/4/25
ここで、頭の領域を大きくしてみる(いまさら)。

bull-trial-5-copy
↑これぐらい。

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↑いや、ボツ。

顔の小さい牛ってことにしよう。

レザック66 175kg 赤で折った。
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変更点は目の形。

なお、この写真の作品はウェットフォールディングで仕上げてるので、糊はなし。

でも、これ以降糊付けしていくかも。


2020/4/26
8月の東京コンベンション中止。

ん?コンテストはあんの?

「テーマは変更せず」ってなんや?干支のこと?どっかに公表されてんの?

正直コンテストも中止になると思ってたから、明日、明後日くらいにSNSに投稿しようとか思っとったんやけど、どないしよ。

いまじろ〜には、「たぶんコンテストも無くなるし」って話して、存分に見せてたから、これはアウトかな。
いや、見せたのは試作やから大丈夫か?

年内に外出自粛が収まるようなら、どっかのタイミングでコンベンション開催してコンテストも(妄想)。

年内に外出自粛が収まらない状況なら、コンテストは、折紙学会ホームページ内で応募作品の写真のみ掲載されて、何かしらのフォームに投票することで、順位付けって流れになるんかな(妄想)。
でも、実際に作品を見て分かる凄さってのもあるし、写真だけでってのも反対意見はありそう。
それなら中止か(妄想)。




ちょっと、待てよ…


俺そもそも折紙学会に入会してないぞ…
今年度のマガジン購読もしてないぞ…


出すのやめとくか。
そもそも、いつ開催されるかわからんイベント待つのだるすぎ。
今年やらん可能性もあるし。
外出自粛のゴールデンウィークに向けて折り紙界隈への話題提供や。


と言い訳をたくさん考えておくが、一番は早くネットの向こう側の皆さんに見せびらかしたかったというのが本音でしたとさ。

めでたしめでたし。